MENU

0倍速でも和音が鳴る耳コピアプリ「わおん」から配信音の整え方まで:音楽活動に役立つ5つの話題

耳コピ、配信、DAWでの作業、リリース後の振り返り、そしてライブの舞台。音楽活動にはいろいろな場面がありますが、今回はそれぞれの場面ですぐに役立つ話題を5つ紹介します。

目次

1. 30年かけて育った自動耳コピ「WaoN」が、アプリ「わおん」に

市來健吾さんが1996年から開発し、オープンソースとして公開してきた自動採譜(録音から音符を取り出す)プログラム「WaoN」が、iPhone/iPad/Mac用アプリ「わおん — Music Transcriber」になりました。

  • 波形、スペクトログラム(音の高さと強さを色で表した図)、検出された音符を1本のタイムラインにまとめて表示
  • 自動で検出した音符は「出発点」という考え方で、手で追加・削除・移動してからMIDIやMusicXMLに書き出せる
  • 再生速度は−2倍〜+2倍で自由に変えられ、**0倍(止めた状態)でもその瞬間の和音が鳴り続ける**
  • 解析は端末の中だけで行われ、アカウント登録は不要

特に「0倍速で鳴り続ける」機能は、和音の真ん中あたりの音(内声)を聴き取りたいときに便利です。無料でダウンロードでき、どの音源でも最初の30秒なら全機能を使えます。長さの制限をなくすFull Unlockは4,980円の買い切りです(iOS/iPadOS 16.0以降・macOS 14.0以降、画面表示は英語)。まずは耳コピしたことのある曲の冒頭30秒で試してみると、どれくらい拾ってくれるかがわかります。

出典:App Store「わおん — Music Transcriber」/DTMステーション

2. OBS配信でWavesのプラグインを使うコツ(配信音質向上パックが販売再開)

Wavesの国内代理店メディア・インテグレーションが、配信者向けの日本限定バンドル「Waves 配信音質向上パック」の販売を10月5日に再開しました。7月に限定販売されたものの再販で、MIオンラインストアの在庫限り、税込12,100円です。収録されているのはSilk Vocal、Vocal Rider、Clarity Vx、W43 Noise Reductionの4本です。

DTMステーションの検証記事(声優・小岩井ことりさんがUSBマイク+OBSで試したもの)には、このパックを使わない人にも役立つポイントがあります。

  • **OBSはVST3形式のプラグインに対応しておらず、Wavesは現在VST3のみ対応。** OBSで使うときは、Waves Centralから「StudioVerse Audio Effects」を入れて、そこから各プラグインを立ち上げる
  • **歌配信・弾き語り配信ではW43が向いている。** 話し声のノイズ除去に強いClarity Vxは、歌や楽器までノイズとして扱ってしまうことがある。W43は音楽の響きを保ったまま、気になる帯域だけを控えめに抑えられる

出典:Waves Japan「配信音質向上パック」/メディア・インテグレーション サポート/DTMステーション

3. プラグインの画面を自動で隠すNINZYA Converter

EQやコンプを次々に立ち上げると、DAW(パソコンで曲を作る音楽制作ソフト)の画面がプラグインのウィンドウで埋まっていきます。日本の個人開発者によるブランドNINZYA Worksの「NINZYA Converter」は、手持ちのVST3プラグインを変換しておくと、カーソルを離した瞬間にウィンドウが小さな枠に縮み、カーソルを重ねると元に戻るようにするツールです。

画面が隠れている間も音・MIDI・オートメーションは止まらず、音質にも手を加えないそうです。Windows/Macに対応し、MacではAUでも使えます。価格は49ドルです。変換したプラグインを3つまで使える無料のLite版もあります。

出典:NINZYA Works 公式サイト/DTMステーション

4. TuneCore Japanの速報レポートでYouTube Musicの再生数を日ごとに確認

TuneCore Japanは9月16日、速報レポートの対象にYouTube Musicを追加しました。TuneCore Japan経由で配信した曲の「アートトラック」(YouTubeがジャケット画像と音源から自動で作る動画)の再生回数を日ごとに見られます。反映はふだん約2日後です。新曲リリース、ライブ、SNS投稿のあとにどれだけ聴かれたかを早めにつかむのに使えます。

数値は無効な再生を除く前の推定値なので、確定レポートより大きめに出やすいとされています。対象はUnlimitedのスタンダード/プロ/エンタープライズ、Pay Per Releaseの各プランで、Unlimitedスタータープランでは利用できません。

出典:TuneCore Japan 公式ニュース

5. Music Lane Festival Okinawa 2027の第2弾出演者が発表

2027年1月22日〜24日に沖縄市コザで開かれる国際ショーケース・フェスティバル「Music Lane Festival Okinawa 2027」の2ndラインナップを、TuneCore Japanが10月2日に発表しました。出演オーディションには世界77の国と地域から1,144組の応募がありました。今回の24組(国内11組・海外13組)を加えて、出演者は合計56組です。

田上碧さん、HARMONICA CREAMS、KITOKA、THE STEREOGANGなど国内のアーティストに加え、アジア各地やフランスからの出演者も並んでいます。公募をきっかけに海外の音楽関係者に自分の音楽を届けられる場として、注目しておきたいフェスです。最終ラインナップは12月10日に発表される予定です。

出典:TuneCore Japan 公式ニュース

耳コピされる側へ。あなたの曲をカラオケで「歌ってもらう」

今回は、好きな曲を耳コピする道具や、自分の歌声を配信で届ける工夫を紹介しました。誰かの曲を聴き込んで、弾いて、歌ってみる。その経験を積んだ先には、自分の曲が誰かに歌われる日もあるはずです。

たとえば、ライブを観たファンが帰りにカラオケで自分の曲を入れてくれたり、配信で「カラオケJOYSOUNDで歌えます」と伝えたら、リスナーが歌ってみた報告をくれたりする。「聴いてもらう」から「一緒に歌ってもらう」への一歩は、思っているより近いところにあります。

KaraGo by Frekulは、自作の曲を全国のカラオケJOYSOUNDに配信できるサービスです。バンドの曲、弾き語りの曲、DTMで仕上げた曲も、カラオケの選曲リストに並べられます。

あなたのいちばん歌ってほしい1曲は、どの曲ですか? その曲がカラオケに入るところを想像しながら、KaraGo by Frekulでできることをのぞいてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次